研究課題/領域番号 |
21320144
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
橋本 伸也 関西学院大学, 文学部, 教授 (30212137)
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研究分担者 |
長縄 宣博 北海道大学, スラブ研究センター, 准教授 (30451389)
丹本 裕子 (石野 裕子) 津田塾大学, 国際関係研究所, 研究員 (70418903)
小森 宏美 京都大学, 地域研究統合情報センター, 准教授 (50353454)
伊藤 順二 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (80381705)
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キーワード | ロシア帝国 / 民族知識人 / 大学 / ヴォルガ・タタール / エストニア・ラトヴィア / フィンランド / カフカース / ポーランド |
研究概要 |
2009年7月5日および2010年3月26-28日に関西学院大学大阪梅田キャンパス・同志社大学今出川キャンパスで科研メンバーおよび当該主題に関心を有する研究者の参加を得て研究会(後者は比較教育社会史研究会と共催)を実施した。前者では、関係メンバー全員の関心とこれまでの研究成果に関する交流、今後の研究計画の検討を行った。後者は、大改革期における大学教授を含む教育専門職者をめぐる制度的・政策的展開、ヴォルガ・ウラル地域のムスリム知識人とイスラーム・ネットワークの実相、帝制期のエストニア人知識人の形成と学校教員などの主題に関する報告を受けて討論を行うとともに、特にムスリム知識人についての比較史的・関係史的視点を得るためにオスマン帝国史若手研究者との交流を行い、あわせてフランス領アルジェリアにおけるムスリム知識人と学校についても検討した。 研究代表者・研究分担者・研究協力者は、今年度中に各自の担当地域における史料調査・収集、外国人共同研究者との交流、国際カンファレンス開催に向けた協議などを実施した。これらを通じて、ヘルシンキ、サンクトペテルブルグ、モスクワ、カザン、タルト、リーガ、ヴィリニュス、ワルシャワ、リヴィウ、トビリシなどの諸都市でそれぞれの地域の大学をはじめとした教育機関および民族知識人の活動に関する一次史料の収集を行うことができた。これらの成果は、次年度夏季に実施する研究会で総括する予定である。 また、外国人共同研究者のオクサーナ・ヴァロメーエヴァ氏(サンクト・ペテルブルク大学)およびヘルシンキ大学アレクサンドル研究所の研究者とカンファレンス開催の可能性について協議し、開催する場合の協力について申し出を受けることができた。
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