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2010 年度 実績報告書

実験考古学による技術効果と資源利用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21320146
研究機関首都大学東京

研究代表者

山田 昌久  首都大学東京, 大学院・人文科学研究科, 教授 (70210482)

研究分担者 山岡 拓也  首都大学東京, 大学院・人文科学研究科, 助教 (30514608)
キーワード実験考古学 / 土木技術 / 伐採技術 / 集落森林(里山) / 石槍 / 石斧 / 掘削具 / 環境交渉力
研究概要

●以下の4項目の実験と分析を、7・8月に学外で、随時学内の実験考古学ヤードで行なった。
(1)縄文時代石斧の伐採実験⇒縦斧と横斧による伐採効果と制動作業を記録した。7月と8月に実施した実験により、モーションキャプチャーを使用した青銅動作の記録が取れた。
(2)石槍の投射実験⇒手で保持して突き刺し、手投げ、投槍器を使用して効力比較実験を行なった。
(3)掘削具の実験⇒石刃鋤、木刃鋤、鉄刃鋤の3者による掘削効果に関する実験を行なった。土質ごとにそこ効果の違いが明らかになり、人類の土地開発における保有土木技術の違いごとのデータが集積された。
(4)水利技術の実験⇒縄文時代やら古代にかけての水利施設を復元設置して、各施設の設置条件や利用形態を解明するための実験の準備として、日本各地に8箇所の実験地を選定し3箇所で施設構築を行なった。
●研究成果の発表之まで行なってきた実験の成果発表として
(1)丸木舟の製作実験のデータをまとめ発表した。
(2)横斧石斧と縦斧石斧の比較実験の結果を発表した。
(3)掘削具に関する実験のデータをまとめ発表した

  • 研究成果

    (9件)

すべて 2011 2010 その他

すべて 雑誌論文 (7件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 樹木の伐採における縦斧・横斧2011

    • 著者名/発表者名
      橋本望・山田昌久
    • 雑誌名

      人類誌集報(首都大学東京考古学報告)

      巻: 11 ページ: 98-108

  • [雑誌論文] 横斧と縦斧との比較実験2011

    • 著者名/発表者名
      橋本望
    • 雑誌名

      人類誌集報(首都大学東京考古学報告)

      巻: 11 ページ: 109-134

  • [雑誌論文] 実験神子柴形石斧の使用痕分析2011

    • 著者名/発表者名
      岩瀬彬
    • 雑誌名

      人類誌集報(首都大学東京考古学報告)

      巻: 11 ページ: 135-144

  • [雑誌論文] 「打製石斧」実験使用痕分析2011

    • 著者名/発表者名
      遠藤英子
    • 雑誌名

      人類誌集報(首都大学東京考古学報告)

      巻: 11 ページ: 145-154

  • [雑誌論文] 掘削実験報告-掘削規模・掘削道具・掘削作業動作2011

    • 著者名/発表者名
      岡本康則・山田昌久
    • 雑誌名

      人類誌集報(首都大学東京考古学報告)

      巻: 11 ページ: 155-187

  • [雑誌論文] 2009年度石鏃の形態特性に関する実験研究2011

    • 著者名/発表者名
      石井良
    • 雑誌名

      人類誌集報(首都大学東京考古学報告)

      巻: 11 ページ: 188-204

  • [雑誌論文] 縄文時代丸木舟の復元製作実験2010

    • 著者名/発表者名
      小林加奈・山田昌久
    • 雑誌名

      人類誌集報(首都大学東京考古学報告)

      巻: 11 ページ: 8-97

  • [学会発表] 縄文時代の水利・燃料について2011

    • 著者名/発表者名
      山田昌久
    • 学会等名
      クリ林研究会
    • 発表場所
      新潟市博物館
    • 年月日
      2011-03-13
  • [備考]

    • URL

      http://www.bcomp.metro-u.ac.jp/shigaku

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公開日: 2012-07-19  

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