研究分担者 |
堤 研二 大阪大学, 文学研究科, 教授 (20188593)
山崎 孝史 大阪市立大学, 文学研究科, 教授 (10230400)
島津 俊之 和歌山大学, 教育学部, 教授 (60216075)
大城 直樹 神戸大学, 文学研究科, 准教授 (00274407)
森 正人 三重大学, 人文学部, 准教授 (10372541)
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研究概要 |
本研究は,I社会・地理思想史研究班,II先端理論研究班,III公共空間と公共性研究班,IV権力とガバナンス研究班,の4つの研究班に分けて研究を実施し,最終年度の今年度は,以下のような研究実績があり,研究のとりまとめを行った。 (1)全体集会を2011年9月24-26日に別府市の公立学校共済豊泉荘にて開催した。5本の研究報告があり,活発な議論が行われた。また,ビジネスミーティングでは,各班総括者からの研究状況の報告とメンバー全員での情報交換を行い,各研究班の成果を共有するとともに,平成24年度に開催される予定の国際学会(ドイツの国際地理学連合会議)における発表予定者を検討した。また,平成25年8月に京都で開催予定の国際地理学連合地域会議への準備についても検討した。 (2)I社会・地理思想史研究班では,思想史的観点から「公共空間」「場所アイデンティティ」「ガバナンス」等の概念の意味を問い直す研究のレビューを行った。II先端理論研究班では,文化・社会地理学分野における最先端理論のいくつかを読み,『空間・社会・地理思想』に翻訳論文を掲載した。III公共空間と公共性研究班では,都市における公共空間の位置づけに関して,日本の諸都市で事例調査を実施した。IV権力とガバナンス研究班は,ドイツや日本における場所の再構築に関する実態調査を行った。 (3)2011年8月にドイツのフランクフルトで開催された第6回批判地理学者会議に分担者の遠城,島津,大城,森,連携研究者の福田および代表者の高木が参加し,それぞれ報告を行った。 (4)雑誌『空間・社会・地理思想』15号を3月に刊行(印刷400部,寄贈先国内300件)した。同誌には,上述した各班の研究成果のいくつかが掲載されている。
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