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2009 年度 実績報告書

コンプライアンスのコミュニケーション的基盤に関する理論的・実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21330002
研究機関大阪大学

研究代表者

福井 康太  大阪大学, 法学研究科, 准教授 (00302282)

研究分担者 吉本 健一  大阪大学, 高等司法研究科, 教授 (80031863)
中山 竜一  大阪大学, 法学研究科, 教授 (00257958)
水島 郁子  大阪大学, 法学研究科, 准教授 (90299123)
武田 邦宣  大阪大学, 高等司法研究科, 准教授 (00305674)
久保田 安彦  大阪大学, 法学研究科, 准教授 (30298096)
キーワードコンプライアンス / コミュニケーション / 実態調査 / 予防 / 日本企業 / 国際比較 / リスク認識 / リスク対応
研究概要

本研究は、組織のコンプライアンス(法令適応)を可能にする組織内外のコミュニケーション、とりわけ予防的コミュニケーションの基盤について、企業等の組織を対象に実証的調査を実施し、その調査の成果を商法、労働法、経済法、法理学、法社会学の研究者が領域横断的に検討することを通じて、組織コンプライアンス・マネジメントの実用的ベンチマーク形成を目指すものである。この目的を実現するため、平成21年度には、平成22年度以降実施予定の全国アンケート調査の準備を行った。具体的経過は次のとおりである。平成21年4月に資料収集を開始。6月2日に、社会調査の専門家を招いてアンケート調査の方針について打ち合わせを行い、また、6月4日に第1回研究会を開催して本研究の具体的内容について検討した。さらに、6月21日にコンプライアンスや法曹制度に関わる外部の研究者、実務家を交えて研究打ち合わせを行った。これらの打ち合わせと研究会に基づいて、4年間にわたる本研究の方向性を確定した。8月には、統計的社会調査を専門とする福井祐介氏を特任研究員に雇用し、これ以後年度末にいたるまでアンケート調査の準備に当たってもらっている(平成22年度も引き続き雇用予定)。研究代表者の福井康太は、9月以降オーストラリア・メルボルン大学にて在外研究(2010年8月までの予定)。豪州におけるコンプライアンスと司法アクセスの関わりについて聞き取り調査および資料収集を開始している。福井(康)が一時帰国した11月10月に第2回研究会を開催し、同志社大学法科大学院教授で米国と日本の企業法務に詳しい米国弁護士のコリン・ジョーンズ氏を囲んで、日本企業のコンプライアンスの問題点について議論した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] 職場における心理的負荷評価表の改正とその影響2010

    • 著者名/発表者名
      水島郁子
    • 雑誌名

      日本労働研究雑誌 594

      ページ: 42-52

  • [雑誌論文] 企業の弁護士役割は変かわつつあるのか-弁護士業務に関する式つのアンケート調査から-2010

    • 著者名/発表者名
      福井康太・福井祐介
    • 雑誌名

      阪大法学 59巻5号

      ページ: 1-48

  • [雑誌論文] 平成19年度および平成20年度における主要な企業結合事例の研究2009

    • 著者名/発表者名
      武田邦宣
    • 雑誌名

      公正取引 708号

      ページ: 8

  • [雑誌論文] 社会秩序形成におけるADRの可能性-市民の紛争調整ニーズに応える社会的インフラとして-2009

    • 著者名/発表者名
      福井康太
    • 雑誌名

      権利実効化のための法政策と司法改革:小島武司先生古稀祝賀 <続>

      ページ: 631-689

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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