研究課題/領域番号 |
21330019
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研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
石塚 伸一 龍谷大学, 大学院・法務研究科(法科大学院), 教授 (90201318)
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研究分担者 |
金 尚均 龍谷大学, 大学院・法務研究科(法科大学院), 教授 (00274150)
浜井 浩一 龍谷大学, 大学院・法務研究科(法科大学院), 教授 (60373106)
丸山 泰弘 立正大学, 法学部, 講師 (60586189)
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キーワード | 刑事政策 / 刑法 / 犯罪学 / 薬物依存 / 処遇評価 |
研究概要 |
本研究は、日本版ドラッグ・コート構想を実現するためのアクションプラン(行動計画)を策定し、これを実施することを目的としている。上記の目的を達成するため、(1)回復プログラムの評価研究とモデル・プログラムの構築、(2)プログラムのコーディネーター(RC)およびファシリテーター(RF)養成のための研修、(3)社会復帰援助者の資格化の可能性の検討、および(4)プログラム実施機関の評価システムの検討の4つを計画した。 最終年度である平成24年度は、研究成果の総括と公表を主たる目標とした。上記目標を達成するため、(1)全体会議を6回、研究会を4回開催した。また、札幌、京都、川崎および沖縄で研修会を開催し、龍谷大学において公開講座を行った。(2)教材開発については、『龍谷大学矯正・保護研究センター研究年報』第7号に「特集DARS(Drug Addiction Recovery Support)の理論と実践」を発表した。(3)第16回国際犯罪学会(2011年8月・神戸)において薬物問題に関するセッションおよびラウンド・テーブルを主催し、内外の参加者と議論した(その成果は、『矯正講座』第32号に掲載の予定である。)。(4)最終報告会として、沖縄において国際シンポジウムを開催し、これをユーストリームによって同時動画で放映し、Facebookなどを通じて、意見や感想を聴取する実験を試みた(2012年3月)。(5)現在、最終報告を石塚伸一『ドラッグ・コートを越えて(仮)』(日本評論社、2012年発行予定)の出版作業に入っている。
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