研究課題/領域番号 |
21330028
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
政治学
|
研究機関 | 福島大学 |
研究代表者 |
功刀 俊洋 福島大学, 行政政策学類, 教授 (60153318)
|
研究分担者 |
中川 伸二 福島大学, 行政政策学類, 教授 (20237225)
大黒 太郎 福島大学, 行政政策学類, 准教授 (20332546)
小島 定 福島大学, 行政政策学類, 教授 (40113998)
今井 照 福島大学, 行政政策学類, 教授 (40312764)
荒木 田岳 福島大学, 行政政策学類, 准教授 (70313434)
|
研究期間 (年度) |
2009 – 2012
|
キーワード | 市町村合併 / 地方行財政 / 地域コミュニティ / 政治主体 / 合併の動因 / 合併の影響 / 小規模自治体 / 集落自治 |
研究概要 |
小泉内閣期に行われた行政区画再編(「いわゆる「平成の大合併)は、地域社会に深刻な影響を及ぼした。行財政的には、当初期待されたものとは逆に財政状況が悪化したり、将来の財政破たんにつながる恐れのある合併自治体が増えている。政治領域においては、行政区画再編に伴い選挙区や定数が変化し、自治体議員の数は半減した。その結果、各種選挙に対する自治体議員の影響力が弱まっており、合併を進めた自民党政権にとって地方基盤を脆弱化させるという皮肉な結果が生まれている。地域コミュニティについては、本来行政区画と地域コミュニティとは一致しないものであるにもかかわらず、そのことを理解しないまま行われた区画再編が行われた。その結果、市町村合併後の基礎的自治単位として期待された「地域自治組織」は著しく「自治」機能を欠いた存在となっている。
|