研究課題
本研究の目的を達成するため、中国、韓国の研究者とセミナーを開催し、研究計画および方法論を議論し共有するとともに、現地のフィールド・ワークを行うことが本年度の目標であった。2010年9月10日から16日まで、五十嵐・松本・藤林が分担して、北京・天津において研究者とセミナーを開催して、それぞれの都市における再開発の計画と実行および市民、コミュニティの関与について報告してもらい議論を交わした。北京では中国社会科学院城市発展・環境研究所において宋迎昌主任他の研究者と、天津では張宝義主任他の研究者とセミナーを開催した。また、現状を知るために、それぞれの都市においてフィールド・ワークを行った。2011年2月28日に韓国からソウル環境運動連合のイ・ヒョンジン氏(チョンゲチョン再開発の実態)とユン・イルソン釜山大学教授(韓国・中国におけるアートを用いた都市再開発)を招き、石坂浩一立教大学准教授(水原市の再開発)とともに韓国における都市再開発と住民の参加について報告してもらい、質疑応答を行った。また、石坂および同年3月には五十嵐と藤林がソウルを訪れて再開発の現状を視察した。田島は東京の住民の状況に関する一次資料の分析を行った。これらは、いずれも最終年における論文執筆と研究書刊行を念頭に置いたセミナーであった。この他にも2010年7月には筑波大学の小島華津子准教授を招いてセミナーを開催するなど研究活動を展開した。また、2か月に1回程度ミーティングを行って研究の進捗を確認した。
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詩と思想
巻: 288号 ページ: 32-35
http://mnz.rikkyo.ac.jp/eco/research/pdf/papar/no63/p051_069_63_3_tajima.pdf
http://www.rikkyo.ac.jp/research/laboratory/IPCS/