研究課題/領域番号 |
21330036
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
五十嵐 暁郎 立教大学, 法学部, 教授 (90097220)
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研究分担者 |
田島 夏与 立教大学, 経済学部, 准教授 (50434197)
松本 康 立教大学, 社会学部, 教授 (80173920)
石坂 浩一 立教大学, 異文化コミュニケーション学部, 准教授 (50386471)
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キーワード | 都市再開発 / 市民参画 |
研究概要 |
本研究の目的を達成するため、中国、韓国の研究者とセミナーを開催し、研究計画および方法論を議論し共有するとともに、現地のフィールド・ワークを行うことが本年度の目標であった。 9月12,13日の両日、国際シンポジウム「北東アジアにおける都市空間の再編と市民参画」を開催し、五十嵐暁郎「グローバル都市東京の変貌と市民参画」、松本康「都市再生と創造都市一横浜市旧都市部を中心として」、田島夏与「東京の居住者意識調査に見る居住環境選択と地域コミュニティ」が日本の現状と課題を報告し、金相準「グローバル都市に向かうソウル-理想と現状」、李国慶「中国の都市における住民参加の特質と社会管理方式の新動向」、武玉江「中国における都市変動と住民参加」が韓国、中国の例について報告し、質疑応答を行なった。 昨年度の韓国の現状と課題についての報告、質疑応答と合わせて、日韓中3国についての報告および質疑応答が終了した。また、各報告にもとづいて論文集を刊行することについても話し合い、細部の詰めをおこなった。 五十嵐暁郎、松本康、田島夏与(以上、立教大学教員)が日本について、イ・ヒョンジン(ソウル環境運動連合)、ユン・イルソン(釜山大学教授)、石坂浩一(立教大学)、金相準(延世大学教授)が韓国について、李国慶(中国社会科学院研究員・教授)、武玉江(立教大学大学院生)が中国について論文を執筆した。現在、論文集の刊行に向けて編集作業を行なっており、2012年秋には刊行の予定である。 このテーマに関して社会科学からのアプローチとしては初めての試みであり、学術と実践において新たな議論の発展につながることが期待される。
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