研究課題
研究1:メカニズムデザイン:・メカニズムデザインにおける社会的影響の役割としての誘導可能性問題を分析した。それにしたがって、論文「Implementation and Mind Control」を改定した。・繰り越し分をもとに、2012年1、2月に東京大学および京都大学において「組み合わせ入札」の統制実験をおこなった。逐次入札、クロック式入札、VCGメカニズムについて比較し、アンケート調査もおこなった。・組み合わせ入札の実践と理論の論文「Price-Based combinatorial auction design…」をまとめた.複雑なオークションでの入札者の意思決定の手続きを簡素化するデザインを考察した。必要最小限の情報収集によって、入札者のプライバシーを保護する可能性について分析した。研究2:バブルとクラッシュ:・ヘッジファンドについての金融規制についての理論論文「Incentives in Hedge Funds」を改定した。ヘッジファンドに課税する効果的な方法とその難しさについて考察した。・バブルがもたらす社会的弊害とレバレッジとの慣例についての理論論文「Financing Harmful Bubbles」を改定した。レバレッジ規制が弱い場合、小さなバブルであっても、長期的に継続し、大きな社会的弊害をもたらす可能性があることを示した。研究3:合意形成:島俊彦(東大院生)と共同で、最後通牒ゲームと投資決定についての実験データの解析をすすめ、論文初稿を完成させた。研究4:繰り返しゲーム:・遠山智久(工学院大学講師)と共同で、不完全モニタリングにおける繰り返しゲームの実験データを分析し、論文初稿を完成させた。
すべて 2010 その他
すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)
Journal of Economic Theory
巻: 145 ページ: 2241-2259
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http://exp.e.u-tokyo.ac.jp/~hitoshi/~hitoshi