研究概要 |
5カ年計画による本研究では、時間割引に関して近年行動経済学の分野で報告されている双曲割引などの数々の変則現象(時間割引アノマリー)の発生原因を解明し、併せて肥満、負債保有、喫煙、健康管理行動など、異時点選択に関わる人々の実際の行動への影響を実証的に明らかにした。その成果は代表的な国際学術誌(Journal of Health Economics, Journal of Economic Dynamic & Control, Health Economics等)に掲載されるとともに、著書『自滅する選択』にまとめられ韓国語にも翻訳された。同書は2012年に第55回日経・経済図書文化賞を授与された。
|