研究課題
[1] 国際貿易と輸送パターンの理論分析(文、森、山本)企業が生産プロセスを国際的に分散し、その生産ブロック間で国際的取引を行うことから生じる貿易と輸送のモデルを開発した。賃金差による労働費用の節約と中間要素を国際輸送するためのコスト、さらには生産拠点を設置するための固定費用など、集積力と分散力に関する代替的定式化が、モデルの基本挙動に及ぼす影響を検討した。様々なパラメータの組み合わせとインフラストラクチャ政策について、シミュレーション分析を行った。[2] 国際輸送におけるインフラストラクチャの効果に関する実証分析(西山、佐藤)地域間の交易量を求めるモデルとして、データの利用可能性を最大限生かすため、説明変数と被説明変数の空間的集計単位が異なるようなモデルの推定を行った。そのため、異なる空間的集計単位についてデータが入手可能な、日本国内の貨物純流動調査の資料を用いて、推定手法の有効性を検証した。具体的には、都道府県間の流動と都道府県より大きな地域ブロック間の流動に関するデータを用いて、それぞれモデルを推定し、推定値の比較検討を行ったところ、ここで提案した手法は、大きな集計単位のデータのみを使う場合に比べて適合性が高いことを示した。
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