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2010 年度 実績報告書

戦後国際金融秩序の形成と各国経済

研究課題

研究課題/領域番号 21330082
研究機関東京大学

研究代表者

伊藤 正直  東京大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (70107499)

研究分担者 浅井 良夫  成城大学, 経済学部, 教授 (40101620)
矢後 和彦  首都大学東京, 社会学研究科, 教授 (30242134)
キーワード国際金融 / 金融政策 / 金融市場 / 資本市場 / 国際政策協調
研究概要

本研究は、第2次大戦終結前夜から1960年代までの時期を対象として、ブレトンウッズ体制といわれる戦後国際金融秩序が、どのようにして形成され、また、それがどのように機能したのかを、戦後の主要資本主義諸国の動態との関連から明らかにすることを課題としている。研究2年度の平成22年度は、計画の通り、22年8月に、伊藤(正)、浅井、野下、伊藤(力)によるIMFアーカイブ、WBアーカイブ、NARA、同年9月に、岸田にNARAにおける資料収集を行った。これらの資料収集により、これまで国際金融論、金融論的視角から検討されてきたブレトンウッズ体制の形成史・機能論を、国際金融・資本市場史という視点から改めて捉え直し、マネー・マーケット、キャピタル・マーケットの動きと各国国民経済の戦後発展との関連を重視するなかから、ブレトンウッズ体制に内在した矛盾を明らかにするという課題の解明に接近しつつある。また、22年10月には政治経済学経済史学会、金融学会歴史部会などにおいて学会発表を、12月には、研究成果の中間集約のための2泊3日の研究会合宿を実施し、The Gold Standard (Columbia University Press)の著者Steven Brian、ベルギーLuven University Faculty of Arts の Michael Schiltz (Ph.D.)などとの共同討議を行った。さらに、先行研究のサーベイに関しても、ブレトンウッズ体制の成立過程、戦後の貿易決済制度、国際金融市場のメカニズム、開発・援助金融の構想と実態、軍需調達の経済効果について進行させ、データベース化を行った。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 360円レートの謎2011

    • 著者名/発表者名
      浅井良夫
    • 雑誌名

      成城大学経済研究

      巻: 192 ページ: 1-44

  • [雑誌論文] 戦後日本経済と日米関係2010

    • 著者名/発表者名
      伊藤正直
    • 雑誌名

      法律時報

      巻: 臨時増刊号 ページ: 34-40

  • [雑誌論文] La BRI et le systeme monetaire international (1944-1958) : la diagonale de Per Jacobsson2010

    • 著者名/発表者名
      Kazuhiko YAGO
    • 雑誌名

      L'Economie faite homme, hommage a Alain Plessis, Olivier Feiertaget Isabelle Lespinet-Moret, dirs.

      ページ: 165-190

  • [学会発表] 国際金融・資本市場と日本の外資導入論2010

    • 著者名/発表者名
      岸田真
    • 学会等名
      政治経済学経済史学会
    • 発表場所
      首都大学東京
    • 年月日
      2010-11-13
  • [図書] 金融ビジネスモデルの変遷2010

    • 著者名/発表者名
      伊藤正直, 他編
    • 総ページ数
      366
    • 出版者
      日本経済評論社

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公開日: 2012-07-19  

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