研究概要 |
本研究は、企業倒産予知モデルを非上場企業の格付けに援用し、誰でもが容易に非上場企業を評価することができる手法を開発するものである。平成21年度において、以下のとおり、モデル開発の為のデータ収集、データ分類が主な作業となった。また、基礎解析結果を学会発表した。 ●破綻企業データ(非上場分)の収集を実施 -帝国データバンク保有の企業データから近年の倒産企業,及び産業再生機構支援企業を抽出,また比較の為上場倒産企業を「企業財務データバンク」から抽出した ●第三者割当増資及び債務免除を受けた企業の調査及び、それらの企業のデータ収集を実施 -帝国データバンク保有の企業データから第三者割当増資及び債務免除を受けた企業の財務データ収集(比較の為、上場企業についても同じ作業を行った=XBRLデータ利用) ●非倒産企業(継続企業)のデータ収集を実施 ●収集データの整理、データを統一フォーマットへ変換(加工プロセス)、及び基礎解析を実施。(分散、相関、単変量分析)変数の一次絞り込みは半分程度終了した。 ●データ分析結果の一部について経営分析学会にて発表。論文投稿済。
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