研究概要 |
先進国内での突出した急速な高齢化の進捗、東日本大地震による産業復興を踏まえて、本テーマの重要性は益々高まっている。 理論面では、主に、生命科学の基礎研究成果を事業化する際のタイミングオプションに関するシミュレーションの洗練化・解析、戦略的提携におけるビジネスモデルのオプションゲームに基づくシミュレーション解析に注力した。 実態調査では、2010年6月にスペインのバイオベンチャーGenmedica、Prous Institute、7月にフランスの同ベンチャーCellectius、11-12月にインドの同ベンチャーAccurex、Lupin、Avesthagen、ReaMetix、国立研究所のインキュベーターVenture Center(Pune)、2011年2月にシンガポールにて、バイオクラスターの企画に関与するEDB、Exploited Technologies,及びNUS Industrial Liason Officeを、韓国ではSeoul National Univ.、Korea Univ.、Seoul National Univ.of Science&Technologyを、3月にはイタリアのUniv.of SalernoのスピンオフとしてのBioUniverSa、MOMAをそれぞれ訪問調査した。 今年度の成果として、学術雑誌論文、国内外学会発表、国際シンポジウム発表、英文図書論文掲載の他にも、インドでは2010年11-12月にNITIE Mumbai, IIT Bombay, IISc Bangalore,IIT Roorkee,Imperial College of Engineering & Research,Puneの5機関で、韓国では2011年3月8日にソウル国立大学で招待講演を行った。また、学会や国際機関訪問では、アイデアへのフィードバックや情報交換を追求した。
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