パイロット調査の結果を踏まえて、分析枠組を完成させると共に、各自詳細な事例研究(メインリサーチ1)を開始した。事例研究を一層精緻化するために、次の組織との交流により情報収集と意見交換を行った。(早稲田大学大学院、山形大学、国際大学、カリフォルニア大学バークレー校、スタンフォード大学、ゴールデンデート大学、パリ・ポリテクニック、京都大学)これらの議論を踏まえ、各自の事例研究を継続した(担当:大木、柴、連携協力者:早稲田大学大学院・山田、山形大学・野長瀬、研究協力者:国際大学・森、スタンフォード大学・エドワード・ウ)文献収集及び公開資料によるブランド研究ならびに、楽器製作工房、ピアノ工場の現地視察から伝統技術の継承とブランドの構築について検討した。(ニューヨーク、スタインウェイ工場、占部弦楽器製作所)(担当:大木、研究協力者:竹田) 研究の途中経過としてピアノの歴史、ヤマハのビジネスモデル研究(アーキテクチャ)、ウクレレ製作についてワーキングペーパー、論文を複数作成し紀要などに投稿した。(担当:大木、連携研究者:山田) また、これまでの事例研究の成果を、9月におこなわれた国際文化社会学会(ミラノ・ボッコーニ大学)で報告した。(担当:大木)更に、来年度7月に開催される国際アートマネジメント学会における報告の準備のために論文の作成と英訳を手がけ、プロシーディングスの準備にとりかかった。(担当:大木、柴、連携協力者:山田)
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