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2009 年度 実績報告書

外郭団体も含めた効率的な自治体経営のための地方公会計改革と決算数値活用方法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 21330108
研究機関千葉大学

研究代表者

大塚 成男  千葉大学, 法経学部, 教授 (20213770)

研究分担者 会田 一雄  慶應義塾大学, 総合政策学部, 教授 (30159264)
佐々木 隆志  一橋大学, 商学研究科, 教授 (10235252)
吉田 智也  福島大学, 経済経営学類, 准教授 (90456286)
キーワード公会計 / 自治体経営 / 財務会計 / 経済事情 / 地方財政
研究概要

平成21年においては、以下の研究成果を得た。
1先進的な地方自治体へのインタビニー調査の実施
平成21年度においては、静岡県浜松市、群馬県太田市、および大分県臼杵市へ公会計改革担当者に対するインタビュー調査に赴いた。静岡県浜松市では、財務会計システムを2つの総務省方式(改訂モデル、基準モデル)の双方に対応できるよう大幅な改良を施したうえで決算情報を自治体経営で活用する手法について、具体的な事例に基づく検討を行うことができた。また、独自方式による公会計改革を進めている群馬県太田市では、業務別に作成されたバランスシートの活用やISO導入と連携させた内部監査制度の充実に関する資料を収集い担当者との意見交換を行った。さらに、全国に先駆けて公会計改革を進めてきた大分県臼杵市においては、臼杵市独自の財務書類作成の意味について直接の担当者と踏み込んだ検討を行うとともに、市における組織改革と公会計改革とを連携させることが重要である点が確認できた。
2研究成果発信用Webサイトの構築
さまざまな団体における公会計改革に向けた取り組みを紹介し、地方自治体の公会計改革担当者間の交流や、現場担当者と研究者との交流を拡大することを目的としたWebサイト(http://kokaikei.net)を構築した。現在の公会計改革における実質的な選択肢となっている3つのモデルについての解説を掲載するとともに、交流拡大を目的としたメーリング・リストや掲示板を設置している。平成22年度以降、このWebサイトを通じて、インタビュー調査に関するレポート掲載等を行っている予定である。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2010 2009 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (3件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 財務会計を通じた公有財産の評価と管理2010

    • 著者名/発表者名
      大塚成男
    • 雑誌名

      国公有財産の管理(日本財政法学会(編))

      ページ: 39-57

  • [学会発表] 財政健全化のための財務書類分析の重要性2009

    • 著者名/発表者名
      大塚成男
    • 学会等名
      第12回 国際公会計学会大会
    • 発表場所
      北海道大学
    • 年月日
      2009-09-17
  • [学会発表] 内部統制システムと監査の質の決定要因2009

    • 著者名/発表者名
      佐々木隆志
    • 学会等名
      日本会計研究学会 第68回大会
    • 発表場所
      関西学院大学
    • 年月日
      2009-09-04
  • [学会発表] 公会計における複式簿記の意義2009

    • 著者名/発表者名
      吉田智也
    • 学会等名
      日本会計研究学会 第68回大会
    • 発表場所
      関西学院大学
    • 年月日
      2009-09-03
  • [備考]

    • URL

      http://kokaikei.net

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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