研究課題/領域番号 |
21330112
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
宇田川 拓雄 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (30142764)
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研究分担者 |
佐藤 寛 日本貿易振興機構アジア経済研究所, 貿易開発部, 上席主任研究員 (50403613)
鈴木 紀 国立民族学博物館, 先端人類科学研究部, 准教授 (40282438)
辰己 佳寿子 山口大学, エクステンションセンター, 准教授 (80379924)
浜本 篤史 名古屋市立大学, 人文社会系研究科, 准教授 (80457928)
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キーワード | 社会調査 / 貧困削減 / 開発援助 / 国際協力 / 村落開発 / 開発社会調査 / 社会学 / ODA |
研究概要 |
1学会報告:(1)辰己佳寿子は国際開発学会第10回春季大会及び国際開発学会第20回全国大会にて研究報告を行った。(2)佐野麻由子、浜本篤史、佐藤寛、鈴木紀、宇田川拓雄は国際開発学会第20回全国大会の企画セッションで開発援助プロジェクトの評価におけるサステナビリティに関する研究成果報告を行い、問題点の確認と今後の研究課題を明らかにした。 2現地調査:(1)佐野麻由子(研究協力者)、インドネシアでの研究をもとに構築した制度論の枠組みを用い、ネパールのNGO/NPOの統括機関である社会福祉協議会でデータを収集し研究を行った。(2)宇田川拓雄、(a)2010年に予定しているインドネシアにおけるサーベイ調査の準備調査を実施した。(b)韓国を訪問しKOICAの活動を調査しその援助活動と評価の特徴を分析した。(c)地域開発の新しい傾向である地域の産業振興支援例としてタイにおける一村一品運動の実態調査を行った。(3)浜本篤史、(a)ベトナム・ホアビンダム住民移転の評価のための情報収集を行った。(b)ODAによる開発援助の社会調査の主体となっている開発コンサルタントによる研修に参加し研究を行った。(4)鈴木紀、メキシコ・チアパス州ソコヌスコ地方で農村開発プロジェクトPAPROSOCのサステナビリティに関する情報を収集しグループごとのサステナビリティの違いとその要因の分析を行った。(5)辰己佳寿子、(a)ネパールのカスキ郡で実施された村落振興・森林保全計画プロジェクトついての調査を実施した。本事例は第二フェーズ実施中で制度化のプロセスやインパクトの事例として興味深い事実が観察されているため、引き続き調査対象としたい。(b)バングラデシュのPRDP2の調査をおこなった。本事例も第二フェーズ進行中であるためプロジェクト活動ではなく、プロジェクトと関係のあるNGOの活動の調査を実施した。
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