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2011 年度 実績報告書

戦後日本における公共圏としての論壇に関するメディア史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21330127
研究機関関西大学

研究代表者

竹内 洋  関西大学, 人間健康学部, 教授 (70067677)

研究分担者 富田 英典  関西大学, 社会学部, 教授 (50221437)
稲垣 恭子  京都大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (40159934)
佐藤 卓己  京都大学, 大学院・教育学研究科, 准教授 (80211944)
井上 義和  関西国際大学, 人間科学部, 准教授 (10324592)
キーワード論壇 / 知識人 / メディア史 / 歴史社会学
研究概要

研究代表者の竹内洋は、戦後の進歩的文化人によって形成された「革新幻想」の公共圏に関する研究成果を「続・革新幻想の戦後史」として雑誌『正論』にて連載し、それをもとに『革新幻想の戦後史』を中央公論新社から刊行した(10月)。またそれと並行して、多様な媒体で活躍する「メディア知識人」の先駆となった清水幾太郎の軌跡を辿る「メディア知識人の運命」を中央公論Webページにて連載中である。
また共同研究としては、6月の第3回会合では佐藤卓己「岩波文化と雑誌メディア」、井上義和「『キング』の時代から『文藝春秋』の時代へ」の2本の報告受けて、雑誌のメディア論的分析方法について討議を行った。10月の第4回会合では白戸健一郎「国民雑誌の輿論指導--『諸君!』(1969-2009)における政治主義の光芒」、松永智子「マジメ週刊誌『Newsweek日本版』の短い春-TVとネットのあいだ-」の2本の報告を受けて、1980年代以降に新たに要請されてくる雑誌メディアの社会的機能について討議を行った。12月の第5回会合では富田英典「ネット論壇に関する一考察」、長崎励朗「『朝日ジャーナル』-若者論壇における台風の目?」、赤上裕幸「未来学的論壇のゆくえ-『放送朝日』『調査情報』を中心に」の3本の報告を受けて、2000年代のネット論壇の動向、1960~80年代の若者論壇および1960年代の「新京都学派」について討議を行った。さらに産経新聞社『正論』編集部の上島嘉郎氏に保守系論壇誌の変容と現状について講演していただいた。また成果物の編集方針と刊行スケジュールについて話し合った。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2011 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 続・革新幻想の戦後史(最終回)大衆社会の構造転換2011

    • 著者名/発表者名
      竹内洋
    • 雑誌名

      正論

      巻: 472号 ページ: 272-281

  • [雑誌論文] 続・革新幻想の戦後史(第16回)知識人の変容と解体(下)2011

    • 著者名/発表者名
      竹内洋
    • 雑誌名

      正論

      巻: 471号 ページ: 244-253

  • [図書] 革新幻想の戦後史2011

    • 著者名/発表者名
      竹内洋
    • 総ページ数
      546
    • 出版者
      中央公論新社
  • [備考] 竹内洋「メディア知識人の運命」中央公論社(連載中)

    • URL

      http://www.chuko.co.jp/intellect/

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公開日: 2013-06-26  

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