研究課題/領域番号 |
21330134
|
研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
小山 秀夫 兵庫県立大学, 経営研究科, 教授 (90360693)
|
研究分担者 |
長澤 紀美子 高知県立大学, 社会福祉学部, 教授 (50320875)
藤澤 由和 静岡県立大学, 経営情報学部, 准教授 (70387330)
濱野 強 島根大学, 学内共同利用施設等, 講師 (80410257)
|
研究期間 (年度) |
2009-04-01 – 2013-03-31
|
キーワード | 介護サービス / 保健・医療・福祉 / サービス評価 |
研究概要 |
本研究は利用者本位の介護サービス提供体制におけるシステムの安定性を確保するための実証的データの精査に関する方策を見出すという全体構想の基、我が国における介護サービスにおけるアウトカム評価のなかでもサービスの利用者評価と他の評価指標の関係性を実証的検証することを目的とし、具体的にはそのための基礎的な知見の確立を試みた。 前年度においては、それまで本研究において検討を進めてきた調査項目の検討をはじめとする予備的検討を踏まえ、本調査によるデータ構築に着手する予定であった。しかし、予期せぬ自然災害の発生により、当初想定していた調査地域の調査予定施設などにおいて調査を実施することは実質的に現時的でない状況を鑑み、当該年度における調査の実施を延期した。そのため、本研究における調査全体の大幅な見直しが行われたのであるが、その過程において、海外の研究協力者などからの示唆、および当該領域における新たな研究知見を鑑みたところ、研究全体における内容及び方向性に関する再検討を行なう必要があるとの結論に達し、それらを行った。 最終的に本研究において得られた重要な知見として、当初、想定していた介護サービスの利用者像が、我が国における実際の当該サービス利用者とはズレが生じていることが明らかとなった。それはまた我が国における高齢者の精神的、物理的、社会的な健康度との関係がその背後にあると考えられ、そうした点から、そもそも介護サービスを利用するとされる高齢者像の再検討が求められるというものであった。
|
現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|