本研究は、情報コミュニケーション障害状況がもたらす障壁を取り除くためのアプリケーションソフトウェアを開発し、その設計図の公開を通じて、誰もが活用可能な支援の仕組みを提案する内容である。特に、中国、韓国の高等教育機関との連携を通じて、中国においては同国の障害者に関するデータ、韓国においては障害学生支援の状況が明らかとなった。 また、日本語のほか、中国語、韓国語、英語等による運用・操作が可能であり、中国と韓国の高等教育機関及び所属研究者に設計図を提供した。さらには、災害時においても、アプリケーションソフトウェアを活用する可能性を見出すことができ、今後、高機能化を実現し活用する道筋を用意した。
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