研究課題/領域番号 |
21330146
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研究機関 | 熊本学園大学 |
研究代表者 |
吉津 晶子 熊本学園大学, 社会福祉学部, 准教授 (60350568)
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研究分担者 |
溝邊 和成 兵庫教育大学, 学校教育研究科(研究院), 教授 (30379862)
矢野 真 京都女子大学, 発達教育学部, 准教授 (00369472)
草野 篤子 白梅学園大学, 子ども学部, 教授 (00180034)
金田 利子 名古屋芸術大学, 人間発達学部, 教授 (60086006)
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研究期間 (年度) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 世代間交流 / 保育者養成 / カリキュラム / 人材育成 / クロス・トレーニング・プログラム / 幼老統合ケア / 幼老複合施設 / 地域福祉 |
研究概要 |
保育者にとって、子どもの育ちを支えると共に、子どもを取り巻く環境調整力が今後一層必要とされてくる。特に地域に開かれた保育所という中で、保育内容の充実とコーディネーターとしての企画力、そしてファシリテーターとしての実践力が必要である。すなわち子どもの発達に関する視点、地域の人々(成年,高齢者等)を理解するための生涯発達の視点、多世代の人々を結びつけていく社会的な視点を柱に、実際の保育現場における応用のきく保育者の養成のためのプログラムづくりが本研究の究極的な目的である。そこで本年度の研究においては、前年度に行った保育士養成課程の学生を対象とした「子どもと高齢者」へのかかわりとケアのあり方を実感的に体験することのできる「クロス・トレーニング・プログラム」を再試行し、そのプログラムの実践・評価を行った。 本研究の中心となる,世代間交流における人材育成をクロス・トレーニング・プログラムに求め,以下3点の可能性を導出することができた。今後の課題は、より客観性の高い結果を得るため、継続的なクロス・トレーニング・プログラムの実践を積み重ねる中でデータの蓄積を行うことと、保育者養成において世代間交流の視点をもった保育者養成を行うために必要な、より具体的なカリキュラムの開発を行うことである。 1. 高齢者とふれあう機会の少ない学生にとって、本プログラムは高齢者に対する認識を新たにするとともに、地域における福祉職という新たな「保育者像」を持つことのできる可能性 2. 保育士養成課程の中で学んできた科目を実践の場で再統合し、保育者としてより高い実践力を身につける可能性 3. 職員の動きからケアの対象者(子ども・高齢者)へのかかわり方を学び、「職員間の連携」によって情報を共有する重要性を学べる可能性
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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