研究課題/領域番号 |
21330160
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研究機関 | 東京家政大学 |
研究代表者 |
相馬 誠一 東京家政大学, 人文学部, 教授 (20299861)
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キーワード | 臨床心理学 / 学校臨床心理学 / 不登校 / 適応指導教室 / 教育支援センター / 支援プログラム |
研究概要 |
本研究は、不登校児童生徒の学びの場である教育支援センター(適応指導教室)で、不登校児童生徒の「生きる力を育む」支援プログラムを開発するものである。 この間の教室を対象とした調査を踏まえ、(1)在籍児童生徒数、(2)学校復帰数、(3)職員の体制、(4)活動内容、(5)援助目標、(6)成果、(7)運営上の課題を明らかにした。また、職員を対象とした調査では、(1)職種、(2)常勤・非常勤の別、(3)勤務年数、(4)援助目標、(5)成果、(6)運営上の課題を明らかにした 平成23年度は、教室に在籍している児童生徒を対象とし、調査機関2011年12月から2011年3月、分析対象者:約700名のデータを収集できた。 調査内容:(1)不登校になった理由と状態、(2)教室に来ることによって変わった点、(3)学校に対する思い、(4)現在の状態、(5)将来への展望などについて明らかにした。 今後、上記の結果と考察を踏まえ教育支援センター(適応指導教室)での支援プログラムの開発を実施していきたい。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
今年度、中間報告として「教育支援センター(適応指導教室)における不登校児への支援プログラム開発」の小冊子を全国1200か所の適応指導教室に配布した。内容は、各教室や職員のデータから教育支援センター(適応指導教室)の現状について明らかにした。また、先駆的な取り組みをしている3カ所の教育支援センター(適応指導教室)の実践内容を紹介した。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、今回収集できた不登校児童生徒の約700名のデータを分析し、不登校児童生徒のニーズを明らかにした上での教育支援センター(適応指導教室)の支援プログラムの開発を進めたい。
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