研究課題/領域番号 |
21330173
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
岡 典子 筑波大学, 人間系, 准教授 (20315021)
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研究分担者 |
高野 聡子 聖徳大学, 児童学部, 講師 (00455015)
佐々木 順二 九州ルーテル学院大学, 人文学部, 准教授 (20375447)
木村 素子 宮崎大学, 教育文化学部, 准教授 (60452918)
中村 満紀男 福山市立大学, 教育学部, 教授 (80000280)
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研究期間 (年度) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | インクルーシブ教育 / 東アジア / 国際研究者交流 / 日本 / 韓国 / 社会的マイノリティ / 障害 |
研究概要 |
最終年度にあたる24年度は、前年度までの成果をふまえたうえで、以下の課題を実施した。第一は、23年度に実施した聞き取り調査の継続である。23年度には、韓国2都市での実施であったが、24年度は日本でも同内容の調査を実施するとともに、韓国でもさらに対象都市を増やすことで、日韓両国の国際比較、ならびに両国内における地域比較を行った。調査内容は、①東アジアのインクルーシブ教育にみる欧米諸国の影響 ②障害当事者と専門家との関係 ③地域間格差とその要因 ④インクルーシブ教育の制度的位置づけと社会システムに関するものであり、インフォーマントは、両国の地方教育行政およびインクルーシブ教育を実践する学校の管理職教員であった。調査結果の一部分については、韓国の研究協力者と合同でワークショップを実施し、概要を報告するとともに、データに基づいて日韓両国の学校教育ならびに社会福祉分野の研究者、学校教員、施設職員等との意見交換を行った。 第二の課題は、これまでの研究成果全体を総括したうえで、改めて東アジアのインクルーシブ教育とは何かについて再整理を行うことであった。とりわけ、各国のインクルーシブ教育がいかなる経過をたどって展開されてきたのか、その促進あるいは阻害要因は何であったのかについて、課題1との関係を意識しながら文献の再整理を行った。 さらに、研究期間全体の成果に基づき、インクルーシブ教育を専門とする欧州の教育学研究者とディスカッションを行ったが、このことは、東アジアのインクルーシブ教育がもつ特質について、より相対的かつ多面的に把握するうえで極めて有効であった。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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