• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2012 年度 実績報告書

旧制中等諸学校の『校友会誌』にみる学校文化の諸相の研究と、史料のデータベース化

研究課題

研究課題/領域番号 21330182
研究機関学習院大学

研究代表者

斉藤 利彦  学習院大学, 文学部, 教授 (20178495)

研究分担者 稲垣 恭子  京都大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (40159934)
市山 雅美  湘南工科大学, 工学部, 講師 (50410030)
研究期間 (年度) 2009-04-01 – 2013-03-31
キーワード校友会雑誌 / 学校文化 / 校友会 / 旧制中学校 / 高等女学校 / 実業学校
研究概要

旧制中等諸学校(中学校・高等女学校・実業学校)に関する歴史研究は、これまで様々な角度から取り組みが進められてきたが、制度史や政策史研究の進展に比べ、中等諸学校内部での具体的な生徒の文化活動や学校生活の実態を解明した研究は、量的にも質的にもいまだ充分なものとはなっていない。こうした点で、『校友会誌』あるいは『学友会雑誌』等と呼ばれた校内機関誌は、きわめて重要な史料的価値をもつものである。本研究は、これら『校友会誌』を手がかりとして、中等諸学校における学校文化を次の三つの具体的な角度から明らかにする。①学校文化活動の諸類型と多様性の解明 ②学校文化の担い手の検討 ③学校文化の主題とその時代的変化の解明
その際、『校友会雑誌』を用いて「学校文化」を上記の側面から明らかにする方法として、中等教育機関による異同、例えば男子中等教育機関である中学校・実業学校と、女子中等教育機関である高等女学校では、その学校文化のありようがどのように異なっていたのか、あるいは同じ男子中等教育機関においても「正系」とされた中学校と、職業教育の系統であった実業学校とでいかなる違いがあったのかを解明する。また、地域による学校文化の違いも考察していく。
研究成果として、上記の研究目的と方法に基き、旧制中学校および高等女学校を前身にもつ高等学校、それぞれ700校、1074校に対し『校友会雑誌』の刊行と所蔵に関する全国アンケート調査をもとに、多面的な分析を加えた。また、各地の公共図書館における2000冊に及ぶ『校友会雑誌』の所蔵を確認した。さらには、300種類、700冊以上の『校友会雑誌』を収集し、史料目録等のデータ・ベース化を行った。また、研究報告書(第一集)『旧制中等諸学校の『校友会雑誌』にみる学校文化の諸相の研究と史料のデータ・ベース化』(全367頁)を刊行し、『校友会雑誌』の記事内容の分析に取り組んだ。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2012 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 近代日本における学校運動部の成立と展開2012

    • 著者名/発表者名
      斉藤 利彦
    • 雑誌名

      教育学・教育実践論叢2012

      巻: 1 ページ: 157-172

  • [雑誌論文] 近代日本の文芸活動と『校友会雑誌』2012

    • 著者名/発表者名
      斉藤 利彦
    • 雑誌名

      教育学・教育実践論叢2012

      巻: 1 ページ: 145-155

  • [学会発表] 学校文化の歴史社会学

    • 著者名/発表者名
      斉藤 利彦
    • 学会等名
      日本教育社会学会第64回大会テーマ部会
    • 発表場所
      同志社大学
  • [学会発表] 旧制中等諸学校の校友会雑誌にあらわれた生徒文化

    • 著者名/発表者名
      市山雅美
    • 学会等名
      日本教育学会第71回大会ラウンドテーブル
    • 発表場所
      名古屋大学

URL: 

公開日: 2014-07-24  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi