研究課題/領域番号 |
21330183
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研究機関 | 女子栄養大学 |
研究代表者 |
橋本 紀子 女子栄養大学, 栄養学部, 教授 (20138530)
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研究分担者 |
井谷 惠子 京都教育大学, 教育学部, 教授 (80291433)
井上 惠美子 フェリス女学院大学, 文学部, 教授 (80259316)
田代 美江子 埼玉大学, 教育学部, 准教授 (40297049)
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キーワード | 学校教育 / ジェンダー平等 |
研究概要 |
本研究は、男女共学制とジェンダー形成の問題を歴史的、統計的に、また、学校参与観察の手法も用いて、総合的に検討することを目的としたものである。 平成21年度は、以下の調査を実施した。1) ジェンダー平等と市民形成やシェンダー平等教育実践に関すろ海外調査として、フィンランドにおいて、Finnish National Board of Education(ヘイディ・ペルトネン氏ほか)、The Family Federation of Finland(ダン・アプター氏、オスモ・コントゥラ氏ほか)、ヘルシンキ大学(エリナ・ラッヘルマ氏ほか)、ユヴァスキュラ大学(ライリ・ヴァリマア氏ほか、でのインタビューとディスカッション、キルピセン中等学校における授業観察などを実施した。2)共学制が戦後の日本人の市民形成に乃ぼした影響を検討するために、福岡県および京都府において、戦後直後の共学体験者への聞き書き調査を実施した。3) 高校の指導理念(教育目標、校訓、校歌)等の変遷に関する歴史的調査のために、まず前段階として全国の高校のWebページからおおよその傾向を把握し、その上で、熊本県・福岡県・山口県・京都府・東京都・埼玉県における資料調査を実施した。4 学校教育と子どものジェンダー形成の関わりに関する検討を行うため、別学高校出身のOG・OBに対するインタビュー調査を実施し、また、次年度本格的に開始する高校参与観察のための基礎的資料を作成するため、埼玉県公立高校(共学4校・別学2校)の生徒を対象として、高校生の男女平等意識に関する質問紙調査を実施した。 上記調査の解析および総合的な検討については、平成22年度も継続して実施する。
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