研究課題/領域番号 |
21330188
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
宮腰 英一 東北大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (50166138)
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研究分担者 |
大桃 敏行 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (10201386)
森田 朗 東京大学, 公共政策学連携研究部, 教授 (80134344)
澤野 由紀子 聖心女子大学, 文学部, 教授 (40280515)
若林 直樹 京都大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (80242155)
谷川 至孝 佛教大学, 教育学部, 准教授 (50283578)
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キーワード | 子ども・青少年 / 協業型政府 / 多機関相互協力 / 専門職 / 教育行政 / 国際比較 / 公共サービス / 幼保一元化 |
研究概要 |
本研究の目的は、欧米諸国で進行しつつある「子ども・青少年」行政の統合化・協業化による教育行政組織の再編に注目し、(1)中央及び地方行政における教育と隣接する福祉・医療・警察・労働の行政領域との連携の実態、(2)統合事業を担う専門家の養成や資格付与、責任体制の構築、(3)組織改編により、省庁・部局統合を図る協業型政府への移行の実態と効果、について国内外の実態調査を通して解明することであった。 研究課題遂行のため、次のような取組を実施し、成果を得た。 (1)訪問調査:(1)英国調査:1)ロンドン・ワンズワース地区の子ども・青少年行政について市当局及び「子どもセンター」への訪問調査と職員へのインタビューを実施した。2)ブライトン市の子ども・青少年行政について市当局及び「子どもセンター」を訪問し、職員から連立政権の子ども行政の内容と特徴について聞き取り調査を実施した。3)ケンブリッジシャーの市当局を訪問し、前労働党政権の子ども行政と連立政権のそれとの相違点について聞き取り調査を実施した。(2)国内調査:子ども行政(幼稚園・保育所関係)に関する基礎データの収集のため、秋田県、同男鹿市、長崎県長崎市、同佐世保市、大分県、新潟県妙高市を訪問し、関係者へのインタビュー調査及び資料収集を実施した。 (2)全体研究会:年2回、研究分担者、研究協力者が一堂に会する全体研究会を開催し、それぞれの研究進捗状況の報告、並びに最終報告書の内容・構成を検討した。 (3)学会報告:日本教育行政学会(九州大学)、日本教育政策学会(琉球大学)、日本比較教育学会(早稲田大学)などで発表した。 (4)最終報告書の作成:全211頁を完成した。
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