研究課題
本年度は、知的財産としての方言・地域語教材の開発のために、必要な備品や機材を揃え、各地の実地調査を行いつつ、以下の3点について検討・着手した。(1)知的財産としての方言地域語教材の開発教材開発のために、分担に基づき以下の6点についての教材の発掘・収集を行った。(1)方言詩教材の開発(青森=児玉忠、大阪=田中俊弥、福岡=河野智文がそれぞれ担当)(2)民話教材の開発(山形=小川雅子、京都=植山俊宏・位藤紀美子、鹿児島=千々岩弘一がそれぞれ担当)(3)儀礼・交流のことば教材の開発(宮城=遠藤仁、京都=植山俊宏、香川=佐藤明宏がそれぞれ担当)(4)生活場面のことば教材の開発(青森=児玉忠、大阪=田中俊弥、鹿児島=千々岩弘一がそれぞれ担当)(5)わらべ歌・労働歌教材の開発(山形=遠藤仁、福岡=河野智文がそれぞれ担当)(6)自らの方言・地域語を説明する教材の開発(宮城=遠藤仁が担当)(2)学習者の知的財産意識の変容に関する研究来年度の調査のために、アンケートや質問項目について検討した。(3)年度の総括年度末に、収集した教材の集約を行い、教材集としてどう構成・編集できるか検討した。また、単元案についても集約を行い、来年度の試行的実践の準備をした。