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2010 年度 実績報告書

公共性を創出し、自立と尊厳を生み出す金融経済教育の体系化と内容開発

研究課題

研究課題/領域番号 21330198
研究機関弘前大学

研究代表者

猪瀬 武則  弘前大学, 教育学部, 教授 (40271788)

研究分担者 山根 栄次  三重大学, 教育学部, 教授 (50136701)
栗原 久  信州大学, 教育学部, 准教授 (00345729)
山岡 道男  早稲田大学, 大学院・アジア太平洋研究科, 教授 (90220235)
篠原 総一  同志社大学, 経済学部, 教授 (30121594)
高橋 桂子  新潟大学, 人文社会・教育科学系, 准教授 (50311668)
淺野 忠克  山村学園短期大学, コミュニケーション学科, 准教授 (00310285)
キーワード金融経済教育 / 金融倫理 / ハワイ先住民
研究概要

2年目の今年は、中間まとめのための国内発表と金融経済倫理状況調査をまとめた。発表は、11に示したとおり。金融倫理調査は、昨年、全国20カ国に送った質問紙を回収し、処理・分析することによって、全国の教育系・経済学系学生の金融倫理現状把握を行った。調査原案者のイリノイ州立大学のTom Luceyを招聘し、調査設計の思想と米国調査結果を報告していただいた。日本の調査結果は、仮説1(全体)金融倫理の5領域の中では「経済的公平(平等)」に高い関心を示す。仮説2(専攻別)経済学の訓練を受けた学生と教育学部の学生とに有意な差はない。仮説3(経済環境)親の経済状態が中の上以上と認識する学生は、中の下以下とする学生より金融倫理に関する関心は低い、以上に対して、仮説1「豊かさの質」に最も高い関心を示し、仮説2「消費者としての行動」「態度」は仮説が支持された。金融倫理に関する領域は、有意に教育学部の方がその他(経済・経営学部)より得点が高く、仮説は支持されなかった)。仮説3で有意な差が確認されたのは「経済的公平」と「人としての価値」であり、ともに中の下以下と認識する学生の方が高い関心を示した。仮説は一部、支持された。
また、各国の現状の中間まとめとともに、いわゆる先進国においても、マイノリティの金融リテラシー向上の取り組み(ハワイ先住民)のカリキュラムを明らかにした。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] ハワイ先住民の価値概念を構築原理とした金融教育カリキュラムーポストコロニアル状況下の戦略的構築2011

    • 著者名/発表者名
      猪瀬武則
    • 雑誌名

      経済教育

      巻: 30 ページ: 67-75

  • [学会発表] もうひとつの金融経済リテラシー-教育・経済学部学生への経済倫理調査結果-2010

    • 著者名/発表者名
      猪瀬武則・栗原久・山根栄次
    • 学会等名
      日本社会科教育学会
    • 発表場所
      筑波大学
    • 年月日
      2010-11-14
  • [学会発表] ネイティブハワイアンの「ため」の金融教育カリキュラム-ポストコロニアル状況をふまえて-2010

    • 著者名/発表者名
      猪瀬武則
    • 学会等名
      経済教育学会
    • 発表場所
      橘大学
    • 年月日
      2010-09-26

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公開日: 2013-06-26  

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