研究課題
世代的に構成人数の少ない30歳代前半の教師を対象とした教育プログラムの開発とその実践・評価、そしてその成果の普及方策を探ることを目的とした本研究のうち、初年度は教育委員会等との連携を確立し、実施に向けた計画を策定することが目標であった。その結果、理科に関しては、静岡県の小笠地区(掛川市・菊川市・御前崎市)で来年度初頭より中学校理科教員を対象に実施できることとなった。実施主体は、小笠地区教育研究協議会理科部会であり、本プログラムを本部会の正式事業として位置づけ、教育委員会の協力を得られることとなった。また数学に関しては、焼津市教育委員会との連携のもと、やはり中学校数学の教師を対象に実施することとなった。初年度は、これらのプログラム実施に向けて、対象教員の年齢やプログラムの理念と内容等について議論を重ねた。以上のように、本年度は教師教育プログラム実施に向けた環境整備が主な活動であったため、研究成果は次年度以降に発表することとなる。