研究課題/領域番号 |
21330201
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研究機関 | 滋賀大学 |
研究代表者 |
新関 伸也 滋賀大学, 教育学部, 教授 (80324557)
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研究分担者 |
泉谷 淑夫 岡山大学, 教育学部, 教授 (30263552)
大橋 功 東京未来大学, こども心理学部, 教授 (70268126)
松岡 宏明 中京女子大学, 人文学部, 准教授 (10321184)
赤木 里香子 岡山大学, 教育学部, 准教授 (40211693)
大嶋 彰 滋賀大学, 教育学部, 教授 (90176868)
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キーワード | 芸術諸学 / 美学 / 美術史 / 教育学 / 教科教育 |
研究概要 |
平成21年度は、研究分担に応じて美術鑑賞学習の「対話型」「比較型」や様々な学習方法の理論と実践事例の収集、鑑賞授業モデル開発で重要となる視覚教材のための情報収集を重点的に行った。著書『西洋美術101鑑賞ガイドブック』に掲載された西洋美術作品を所蔵する米国(ニューヨーク、シカゴ)・欧州(フランス、イタリア、スペイン、ドイツ、オーストリア)の美術館調査を行い、実物作品に触れることで著書図版との色彩の相違や、材料、肌合い、展示、公開状況等の詳細を把握し、可能な場合には美術館学芸員に鑑賞教育についてインタビューを実施した。調査では展示室での作品の位置づけや展示の文脈、キュレーションコンセプト、鑑賞者の視点からの展示状況、美術館内での他の関係作品、授業モデル開発のための発想など、分担者が共通の観点で調査できるようなワークシートを活用した。また、視覚資料作成の参考とするために収蔵美術館において、カタログはもとより子供向けの作品解説リーフレットや鑑賞ツアー及びワークショップ資料収集、ミュージアムショップでの作家や作品のDVDの映像資料などの購入を行った。それらの調査の結果、著書『西洋美術101鑑賞ガイドブック』の記述内容をさらに補充、深化する再発見や知見を得ることができ、次年度計画している授業モデル開発に資するものとなった。さらに著書『日本美術101鑑賞ガイドブック』による国内作品の調査を行い、同様の成果を得ることができた。
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