研究課題/領域番号 |
21330201
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研究機関 | 滋賀大学 |
研究代表者 |
新関 伸也 滋賀大学, 教育学部, 教授 (80324557)
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研究分担者 |
泉谷 淑夫 岡山大学, 教育学部, 教授 (30263552)
大橋 功 岡山大学, 教育学部, 准教授 (70268126)
赤木 里香子 岡山大学, 教育学部, 准教授 (40211693)
萱 のり子 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (70314440)
松岡 宏明 関西国際大学, 教育学部, 准教授 (10321184)
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キーワード | 芸術諸学 / 美学 / 美術史 / 教育学 / 教科教育 / 鑑賞 / 学校教育 |
研究概要 |
本年度は、昨年度に引き続き美術鑑賞の授業モデル「アートゲーム」「対話」「比較」「混合」「ICT(情報通信技術)」をキーワードに、それぞれに適合した題材及び視覚教材の開発を研究協力者らと連携しながら実施した。これらの実践の場は、保育所、小学校、中学校、高等学校、大学など幅広い校種に及び、また美術鑑賞の授業モデルごとにビデオ撮影を行い、編集してDVDにまとめることができた。 また、年度途中では「学校における美術鑑賞のかたちと実践-今、求められる美術鑑賞とは-」というテーマで国立京都近代美術館において公開研究会を行い、一般参加者や研究者を含めて50名ほどの参加の中で、これまでの研究成果を発表し、また外部講師から鑑賞学習の普及拡大に関するアドバイスを得ることができた。 さらに3年間の研究の最終年度として、『日本・西洋美術鑑賞ハンドブック』の活用方法や開発した授業モデルの指導案、ワークシート、それらに関連する映像資料(DVD)を「『日本・西洋美術101鑑賞ガイドブック』を活用した鑑賞題材集」と題した冊子にまとめることができた。なお、これらの冊子を公開し研究会の参加者はもとより、現場の教員及び研究者に学会や郵送によって広く配布した。これに加え研究代表者及び分担者で、本研究に関連した国内外の調査報告及び論文を「研究成果報告書」にまとめた。 以上のように、当初の研究計画に沿ったかたちで研究を進めることができただけでなく、学校教育の場における美術鑑賞教育の普及・拡大に資する研究成果物を発行することができた。
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