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2011 年度 実績報告書

日米両国教員の相互交流型授業研究による国際理解教育カリキュラムの開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 21330203
研究機関広島大学

研究代表者

小原 友行  広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (80127927)

キーワード授業研究 / 国際理解教育 / 教師教育
研究概要

本研究はグローバル・パートナーシップを備えた日米両国の教員が国際理解教育をテーマにした「体験型海外教育実地研究」を中心とする授業研究を相互交流的に行うことを通して,日米共通教材による国際理解教育カリキュラムを開発することを目的としている。そのため,平成23年度は次の7点を行った。
1平成23年度の日米間の共通教材開発のための相互交流型授業研究チームを組織した。
2チーム間で開発する共通教材の選定と調査を行い,共通教材を開発した。
3平成23年度の「体験型海外教育実地研究」実施プログラムを作成した。
4体験型海外教育実地研究を実施する連携協力校であるノースカロライナ州グリーンビル市内の学校教員を招いて,グローバル・パートナーシップを備えた教員養成の可能性をテーマとした学校間交流国際フォーラムを実施するとともに,開発する共通教材の検討を行った。
5作成された実施プログラムに基づき,アメリカ合衆国ノースカロライナ州での10日間の「体験型海外教育実地研究」および現地での授業研究ワークショップを実施し,共通教材の修正・改善を行った。
6平成23年度「体験型海外教育実地研究」参加者による開発教材集を作成した。
7平成23年度に開発した共通教材をグローバル・パートナーシップ・スクール・プロジェクト研究センターのウェブページに掲載し,情報発信を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

平成21年度~平成23年度の3年間で、「体験型海外教育実地研究」を中心とした日米の相互交流型の授業研究体制を確立することができた。また、国際理解教育のための多様な教材も、日米間の相互交流中で多面的に開発することができている。それらを通して、日米間の人的ネットワークも構築されてきている。

今後の研究の推進方策

今後は、これまでに開発してきた多様な国際理解教育教材の開発を継続するとともに、それらを体系化しながら、日米の学校教育で活用可能な共通カリキュラムとして構築していくための分析・類型化を図ることが必要である。そのためにも、これまでの開発研究の省察とそれに基づく相互交流型国際理解教育の理論化を推進していきたい。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2012 その他

すべて 雑誌論文 (3件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 大学院生によるアメリカの小中学校での体験型海外教育実地研究報告V2012

    • 著者名/発表者名
      小原友行・深澤清治・朝倉淳・松浦武人・松宮奈賀子, 他
    • 雑誌名

      学校教育実践学研究

      巻: 第18巻 ページ: 129-140

  • [雑誌論文] 国際化社会に対応する教員養成に関する研究2012

    • 著者名/発表者名
      朝倉淳・小原友行・深澤清治・松浦武人・松宮奈賀子
    • 雑誌名

      広島大学大学院教育学研究科『共同研究プロジェクト報告書』

      巻: 第10巻 ページ: 1-10

  • [雑誌論文] 大学院における教師教育のイノベーション~広島大学大学院教育学研究科教職高度化プログラムの成果と課題を通して~2012

    • 著者名/発表者名
      小原友行
    • 雑誌名

      中国四国教育学会『教育学研究ジャーナル』

      巻: 第10号 ページ: 53-56

  • [備考]

    • URL

      http://home.hiroshima-u.ac.jp/gpsc/

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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