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2012 年度 実績報告書

日米両国教員の相互交流型授業研究による国際理解教育カリキュラムの開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 21330203
研究機関広島大学

研究代表者

小原 友行  広島大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (80127927)

研究期間 (年度) 2009-04-01 – 2014-03-31
キーワード授業研究 / 国際理解教育 / 教師教育
研究概要

本研究はグローバル・パートナーシップを備えた日米両国の教員が国際理解教育をテーマにした「体験型海外教育実地研究」を中心とする授業研究を相互交流的に行うことを通して、日米共通教材による国際理解教育カリキュラムを開発することを目的としている。そのため、平成24年度は大きく次の4点に取り組んだ。
第1に、平成24年度の日米間の共通教材開発のための相互交流型授業研究チームを組織した。また、チーム間で開発する共通教材の選定と教材調査を行い、共通教材として開発を行った。第2に、「体験型海外教育実地研究」を実施する連携協力校であるノースカロライナ州グリーンビル市内のイーストカロライナ大学の教員、公立の小・中学校教員を招いて、日本側教員とのコラボレーションによる「グローバルな人材育成をめざした教員養成と学校づくり」をテーマとした学校間交流国際フォーラムを実施するとともに、開発する共通教材の改善・修正を行った。第3に、「体験型海外教育実地研究」実施プログラムに基づき,アメリカ合衆国ノースカロライナ州での10日間の「体験型海外教育実地研究」および現地での授業研究ワークショップを実施し,共通教材の修正・改善を行った。
そして第4に、平成24年度「体験型海外教育実地研究」参加者による開発教材集を作成するとともに、開発した共通教材をグローバル・パートナーシップ・スクール・プロジェクト研究センターのウェブページに掲載し、情報発信を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

(理由)平成21年度~平成24年度の4年間で、「体験型海外教育実地研究」を中心とした日米の相互交流型の授業研究体制を強固なものにすることができた。また、国際理解教育のための多様な教材も、日米間の相互交流の中で多面的に開発することができている。そして、それらを通して、日米間の授業研究に関する人的ネットワークもより信頼できるものとして構築されてきている。

今後の研究の推進方策

最終年度である平成25年度は、これまでに開発してきた多様な国際理解教育教材の開発を継続するとともに、それらをカリキュラムとして系統的に体系化しながら、日米の学校教育で活用可能な共通カリキュラムとして開発していくことが必要である。そのためにも、これまでに開発してきた国際理解教育教材類型化を図っていきたい。また、同時に、これまでの開発研究の省察とそれに基づく相互交流型国際理解教育の理論化を図っていきたい。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 大学院生によるアメリカの小中学校での体験型海外教育実地研究報告VI2013

    • 著者名/発表者名
      小原友行・深澤清治・朝倉淳・松浦武人・松宮奈賀子他
    • 雑誌名

      『学校教育実践学研究』

      巻: 第19巻 ページ: 259~270

  • [雑誌論文] 社会のグローバル化に対応する教員養成システムにおける相互交流型プログラムの開発研究2013

    • 著者名/発表者名
      松浦武人・小原友行・深澤清治・朝倉淳・松宮奈賀子
    • 雑誌名

      広島大学大学院教育学研究科『共同研究プロジェクト報告書』

      巻: 第11巻 ページ: 1~11

  • [備考] グローバル・パートナーシップ・スクール・プロジェクト研究センター

    • URL

      home.hiroshima-u.ac.jp/gpsc/index.html

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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