本研究はグローバル・パートナーシップを備えた日米両国の教員が国際理解教育をテーマにした「体験型海外教育実地研究」を中心とする授業研究を相互交流的に行うことを通して、日米共通教材による国際理解教育カリキュラムを開発することを目的としている。 そのため、最終年度である平成25年度は大きく次の5点に取り組んだ。 第1に、最終年度である平成25年度の日米間の共通教材開発のための相互交流型授業研究チームを組織した。また、チーム間で開発する共通教材の選定と教材調査を行い、共通教材として開発を行った。第2に、体験型海外教育実地研究」を実施する連携協力校であるノースカロライナ州グリーンビル市内のイーストカロライナ大学の教員,公立の小学校教員およびローリー市の私立学校の校長を招いて,日本側教員とのコラボレーションによる「アクションリサーチを取り入れた教員養成の挑戦~ローカルに実践し,グローバルに発信しよう~」をテーマとした学校間交流国際フォーラムを実施するとともに,開発する共通教材の改善・修正を行った。第3に、「体験型海外教育実地研究」実施プログラムに基づき,アメリカ合衆国ノースカロライナ州での10日間の「体験型海外教育実地研究」および現地での授業研究ワークショップを実施し,共通教材の修正・改善を行った。第4に、平成25年度「体験型海外教育実地研究」参加者による開発教材集を作成するとともに、開発した共通教材をグローバル・パートナーシップ・スクール・プロジェクト研究センターのウェブページに掲載し、情報発信を行った。そして第5に,5年間の研究成果をまとめ,研究成果報告書を作成した。
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