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2012 年度 実績報告書

自閉症児に対する初期社会性発達アセスメントと支援プログラムの開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21330209
研究機関筑波大学

研究代表者

長崎 勤  筑波大学, 人間系, 教授 (80172518)

研究分担者 藤野 博  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (00248270)
研究期間 (年度) 2009-04-01 – 2013-03-31
キーワード特別支援学校 / 自閉症児 / 初期社会性 / コミュニケーション / 模倣 / 共同注意 / 情動共有 / 発達支援
研究概要

自閉症児の社会的認知障害が明らかとなり、また発達研究によって初期社会性の発達過程が理論的に明らかにされてきたため、これらのデーターと理論を背景にした、初期の社会性発達についての科学的なアセスメントと支援方法の開発の基盤ができてきた状況である。しかし、わが国では、自閉症児の初期社会性について包括的・体系的にアセスメントする方法や発達支援プログラムはまだなく、その開発が急がれている。そこで、
社会性の発達が0歳~2・3歳前後までの自閉症児を対象にした「自閉症児のための初期社会性発達支援プログラム・パッケージ(Early Social Program for Autism:ESPA)を開発した。①模倣・役割交代②共同注意③情動共有④コミュニケーションの4領域35項目からなる評価門である「初期社会性の発達アセスメント(Assessment of Early Social development:AES)」を開発した。また支援・教育部門である「初期社会性発達支援課題(Tasks of Early Social development:TES)」を構成し、これらを図書として刊行した。健常乳幼児・自閉症児を対象に、評価方法の妥当性の検討を行った。また、幼児期・児童期の自閉症児に対し、初期社会性の発達アセスメントに基づいて社会性の指導課題を選択し、家庭や教室など子どもが生活する場で支援した。その結果、発達水準の向上が見られ、社会性の発達支援の可能性が示された。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2013 2012 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 幼児期における語りの構造の発達2012

    • 著者名/発表者名
      仲野真史・長崎 勤
    • 雑誌名

      発達心理学研究

      巻: 第23巻 1号 ページ: 66-74

    • 査読あり
  • [学会発表] 積み木つみ協同活動場面における幼児間の会話特性―「気になる」幼児の会話支援への基礎的研究

    • 著者名/発表者名
      板倉達哉・長崎勤
    • 学会等名
      日本特殊教育学会第50回大会
    • 発表場所
      つくば国際会議場(茨城県)
  • [学会発表] SCERTSモデルによる学齢期自閉症児の発達支援(1)―役割交替、情動表出・共有支援のための「ボール遊び」課題を通して―

    • 著者名/発表者名
      上村 誠也・渡辺 春奈・竹内 嘉恵・久津間祐貴・権梅蘭・長崎 勤
    • 学会等名
      日本特殊教育学会第50回大会
    • 発表場所
      つくば国際会議場(茨城県)
  • [学会発表] SCERTSモデルによる学齢期自閉症児の発達支援(2)―交互注視の支援のための「工作課題」を通して―

    • 著者名/発表者名
      権 梅蘭・竹内 嘉恵・渡辺 春奈・上村 誠也・久津間 祐貴・長崎 勤
    • 学会等名
      日本特殊教育学会第50回大会
    • 発表場所
      つくば国際会議場(茨城県)
  • [図書] 「シリーズ:発達支援のユニバーザルデザイン」第1巻 社会性発達支援のユニバーザルデザイン2013

    • 著者名/発表者名
      長崎 勤・森 正樹・高橋千枝
    • 総ページ数
      196
    • 出版者
      金子書房
  • [図書] 日本発達心理学会(編)(共編)発達心理学ハンドブック・第6巻 発達と支援2012

    • 著者名/発表者名
      無藤 隆・長崎 勤
    • 総ページ数
      231
    • 出版者
      新曜社

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公開日: 2014-07-24  

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