研究課題/領域番号 |
21330210
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研究機関 | 筑波技術大学 |
研究代表者 |
石原 保志 筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 教授 (70212917)
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研究分担者 |
土田 理 鹿児島大学, 教育学部, 教授 (10217325)
小林 正幸 筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 教授 (50215365)
三好 茂樹 筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 准教授 (80310192)
西岡 知之 筑波技術大学, 産業技術学部, 教授 (70310191)
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研究期間 (年度) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 聴覚障害 / 言語障害 / 特別支援教育 / 遠隔指導・支援 / 離島、僻地 / インクルーシブ教育 / 通級指導 / 障害認識 |
研究概要 |
鹿児島県離島・僻地の聴覚障害児を対象としたバーチャルクラスルームによる遠隔指導、支援の継続と教育効果の分析…鹿児島県離島、僻地域に加え、長崎県離島域(壱岐市)の聴覚障害児を対象に、バーチャルクラスルームを介した指導、支援を実施し、主に教育効果に関する分析を進めた。 1)一斉授業の実施要件と効果の検討 筑波技術大学と鹿児島県立鹿児島聾学校及び長崎県立ろう学校との連携を核に、離島僻地の特別支援学級(通級指導教室)教員がバーチャルクラスルームWebサイト上で、自校と他校の児童間の交流及び自立活動に関する授業を展開した。24年度においては、聴覚障害児だけでなく、吃音を中心とした言語障害児を対象とした授業も実施した。教員に対する調査の結果から、本取組が児童の心理面、特に障害認識に影響を及ぼすことが示された。またWeb上で多地点参加型授業を実施した場合の、各校(離島、僻地)の現場教師(在籍校または通級指導教室)と授業担当教師との連携については、授業担当教師が予め指導案を作成しこれをもとに両者の間で事前に協議しておくことが、授業の目的を明確にし、且つ展開を容易にすることが明らかにされた。 2)補聴相談、教育相談、進路指導における専門家チームと現場の教師との連携に関する検討 教員の人事異動に伴い、23年度までに実施していた教育相談、補聴相談、進路指導が途絶えてしまう事例もあった。特に特別支援学級においては、本プロジェクトに関わってきた教員の異動が、プロジェクトの実施に影響を及ぼした。一方、聾学校を核とした連携及び支援は継続され、バーチャルクラスルームWebサイトを介した相談、助言の延長として、対面での実施が必須となる聴力検査等が実施された。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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