研究課題
基盤研究(B)
乱流の数学理論構築に向けて,流体運動を記述する偏微分方程式の「散逸的弱解」とよばれる解の性質を,流れ場の回転場を表す渦度とよばれる量が点や線に分布している場合の特異渦構造の力学として調べることで,渦力学を通した乱流理論の可能性を探究した.主な結果として,α点渦系と呼ばれる系のαゼロの極限で得られる自己相似衝突解が二次元乱流理論で重要な性質とされる特異エンストロフィー散逸をうむ散逸的弱解の一つであることがわかった.
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