• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2009 年度 実績報告書

ガス増幅型光電子増倍管の実用化に向けた開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 21340064
研究機関首都大学東京

研究代表者

住吉 孝行  首都大学東京, 大学院・理工学研究科, 教授 (30154628)

研究分担者 門叶 冬樹  山形大学, 理学部, 准教授 (80323161)
キーワード素粒子実験 / 光検出器
研究概要

GEMの製法に関してはサンドブラスト法で1インチサイズのサンプルを多数製作し、それらを用いたGasPMTを試作し試験・評価した結果、我々が開発したサンドブラスト法で高性能のものが製作できるようになった。一方、MicroMegas部に関しては、メッシュの大きさや、ワイヤー径、アノードとの距離の一様性など付いてはMaxwell+Garfieldによる電場計算により最適化を計った後にいくつかの1インチサイズのサンプルを製作した。実際にそれらを用いたGasPMTを試作し得られるゲインと電圧の関係などを測定した。メッシュ部とアノード間の距離(100μm)を高精度で一定に保った状態でGasPMTを組み立てる方法に関しては、未だ解決されておらず今後いくつかの方法で試作していく。まず、製作の容易さからバイアルカリではなくCsIの光電陰極を持ったガス光電子増倍管を製作し、Photon-feedbackやIon-feedbackの問題がどの程度影響するかを定量的に調べた。特にGEM+MicroMegas構造の場合に、MicroMegas部分で高ゲインを得るようにし、1枚或いは2枚のGEMと組み合わせることで、これらのfeedbackの問題に若干の改善が見られた。実用化するガス増幅型光電子増倍管のサイズは70x70mm^2以上を計画している。基本的には容器の材料としてガラス容器を考えているが、バックアップとしてセラミックを用いた容器の開発も行う予定で、そのための設計を始めた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Sealed gaseous photomultiplier with CsI photocathode2010

    • 著者名/発表者名
      門叶冬樹
    • 学会等名
      The 12^<th> Vienna conference on instrumentation
    • 発表場所
      ウィーン工科大学
    • 年月日
      2010-02-18

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi