研究課題
基盤研究(B)
銅酸化物高温超伝導体のフェルミ準位近傍におけるバルクの微細電子構造を明らかにするために、低エネルギー超高分解能光電子分光装置の建設・改良を行い、銅酸化物およびその関連物質の電子状態を、高分解能角度分解光電子分光によって精密に決定した。その結果、Bi系高温超伝導体における擬ギャップの波数・温度依存性を精密観測することに成功し、二種類の異なる擬ギャップが存在していることを明らかにした。また、関連物質であるコバルト酸化物、鉄系超伝導体などの低エネルギー励起状態を直接決定することで、銅酸化物高温超伝導体との特徴的な類似点や相違点を見出した。
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すべて 雑誌論文 (9件) (うち査読あり 9件) 学会発表 (7件) 備考 (1件)
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