研究課題
基盤研究(B)
パルス強磁場中で軟X線MCDを測定する技術開発に世界で初めて成功した。従来の軟X線MCD実験で利用できる磁場は超伝導マグネットによる最大10 Tであったが、本研究によりパルスマグネットを用いた30 Tの強磁場下測定を実現し、当初の研究目標(20 T)以上の結果を達した。本測定技術により、強磁場中における合金や化合物の磁化を、その物質に含まれる磁性元素毎に区別して評価することが可能となり、磁場誘起価数転移磁性体、メタ磁性体、希土類永久磁石、交換バイアス薄膜などの磁性研究に幅広く応用されている。
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