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2010 年度 実績報告書

太陽風プラズマと天体表面の相互作用に関する実験的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21340143
研究機関独立行政法人宇宙航空研究開発機構

研究代表者

齋藤 義文  独立行政法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 准教授 (30260011)

研究分担者 横田 勝一郎  独立行政法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 助教 (40435798)
浅村 和史  独立行政法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 助教 (50321568)
キーワード宇宙空間 / 太陽風 / プラズマ / 天体表面 / 反射・散乱
研究概要

本研究は、月周回軌道で観測運用を行った「かぐや」衛星搭載低エネルギーイオンエネルギー質量分析器による「その場」観測データの解析と、実験室における太陽風を模擬したプロトンビームと月表面を模擬したターゲット物質との相互作用の計測実験を同時に行うことで、太陽風(プラズマ)と惑星(天体)表面との普遍的な相互作用を実験的・観測的に明らかにするための手法を確立すると共に、月周辺プラズマ環境の理解を飛躍的に進めることを目的としている。
平成22年度は平成21年度に製作した、太陽風を模擬したイオンビームと太陽光を模擬した紫外光を、月面を模擬するターゲットに様々な方向から照射するための実験装置を用いて、実際に太陽風を模擬したイオンビームをターゲットに入射して装置の基礎データ取得を行った。装置の動作は正常であり、ほぼ事前に予想していた通りの性能を持っていることが確認できた。また、これと並行してターゲットの方向を真空チェンバー中で変化させるための回転台の製作も行った。ターゲットの回転台は、平成23年度のデータ取得に使用することにしている。これらの実験と並行して「かぐや」搭載低エネルギー粒子計測装置(MAP-PACE)によって得られた月面における太陽風プロトンの反射/散乱現象についてのデータ解析を進め、太陽風プロトンの反射に関する解析結果を専門誌に投稿することができた他、「かぐや」と同時期に月周回で低エネルギーイオンの計測を行なった中国のChang' E-1と共同で月周辺プラズマの解析を進めることができた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] KAGUYA MAP-PACE Plasma Measurements around the Moon2010

    • 著者名/発表者名
      Y.Saito, S.Yokota, T.Tanaka, K.Asamura, M.N.Nishino, T.Yamamoto, H.Tsunakawa, KAGUYA MAP-PACE TEAM
    • 学会等名
      Asia Oceania Geosciences Society 7th Annual Meeting 2010
    • 発表場所
      Hyderabad, India(招待講演)
    • 年月日
      2010-07-07
  • [学会発表] Interaction between Solar Wind and Lunar Magnetic Anomalies Observed by MAP-PACE on Kaguya2010

    • 著者名/発表者名
      Y.Saito, S.Yokota, T.Tanaka, K.Asamura, M.Nishino, H.Tsunakawa
    • 学会等名
      2010 Wester Pacific Geophysics Meeting
    • 発表場所
      Taipei, Taiwan
    • 年月日
      2010-06-22

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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