研究課題
基盤研究(B)
本研究では、有機化学反応論を反応動力学的に検証することを目的として、量子状態と衝突エネルギーを同時制御した分子イオンビーム反応装置を開発した。振動・回転状態を規定したメチルラジカルカチオン、アリルラジカルカチオンなどの有機イオン分子ビームを発生させ、多重極型イオンガイドによって反応領域に効率よく導入するシステムを完成させた。衝突エネルギーの制御能は1 eV程度までの低エネルギー領域においても高い分解能を示し、有機イオン分子反応の微視的挙動を考察するための反応性散乱測定が可能となった。
すべて 2012 2011 2010 2009 その他
すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 8件) 学会発表 (10件) 図書 (1件) 備考 (1件)
Physical Chemistry Chemical Physics
巻: 13(18) ページ: 8371-8378
Journal of Physical Chemistry A
巻: 115(14) ページ: 2953-2965
巻: 115(19) ページ: 4867-4873
Physical Review A(RAPIDCOMMUNICATIONS)
巻: 114(2) ページ: 735-740
「化学」(化学同人)
ページ: 38-43
Chemical Physics Letters
巻: 483 ページ: 16-20
巻: 113(52) ページ: 14536-14544
http://home.hiroshima-u.ac.jp/pchem/