研究課題
基盤研究(B)
ジャガイモシストセンチュウは、ナス科植物の根に寄生する小生物であり、馬鈴薯の収穫に甚大な被害を与える。その孵化促進物質として馬鈴薯の水耕栽培液から発見されたソラノエクレピンAは、6つの炭素環と多くの官能基を含む複雑な有機化合物である。本研究では、52工程でソラノエクレピンAの世界初の全合成を達成し、合成品がセンチュウふ化促進活性を示すことを証明した。他の生物に影響を与えない新世代農薬の開発に繋がる成果である。
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