研究課題
基盤研究(B)
金属錯体を用いた電子ドナー(D)と電子アクセプター(A)を組み上げることにより、様々な次元性を持つ集積体を得ることができる。本研究では、paddlewheel型ルテニウム二核(II, II)錯体をドナーとし、TCNQやDCNQIの有機アクセプターと集積させることにより、一次元から三次元までの金属.有機構造体を構築した。この構造体では、Dのイオン化ポテンシャルとAの電子親和力により格子内電荷移動が制御され、D2A型の構造体では、一電子移動に基づく特異な磁性(高相転移磁性体)や伝導性が見出された。
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