本研究では、トップダウン型のナノファイバー作製法である「炭酸ガスレーザー超音速延伸法」を発展させ、ナノファイバーから成るシートの量産化が可能な装置を開発することを目標とした。80本の繊維をナノファイバー化できるオリフィス配列について検討し、1列が25本のオリフィスを2列設けることで、80本の繊維が同時にナノファイバー化できることが分かった。また、ネットコンベアー上に捕集したナノファイバーを巻き取る機構では、層間紙として用いたPETフィルム上のナノファイバーシートを移して、連続的に巻き取ることが可能になった。
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