研究課題
基盤研究(B)
高分子量添加剤の表面への吸着性の高さ,あるいは脱離のしにくさによる摩擦低減作用の想定発現メカニズムに沿った実験結果が確認された.また,低速昇温試験から,常温近傍では摩擦係数の値は配向した分子膜を形成する長鎖短分子化合物の方が低摩擦を示すが,高温度では高分子化合物の方が低い摩擦係数を示しその性能および作用機構が確認できた.極性基油中での各種測定から基油中での高分子鎖の広がりが潤滑性能向上につながっていることが確かめられた.
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