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2009 年度 実績報告書

磁気応答性ゲルダンパによる適応的制振

研究課題

研究課題/領域番号 21360107
研究機関横浜国立大学

研究代表者

森下 信  横浜国立大学, 大学院・環境情報研究院, 教授 (80166404)

研究分担者 白石 俊彦  国立大学法人横浜国立大学, 大学院・環境情報研究院, 講師 (30361877)
キーワード機械力学・制御 / 制御機器 / 機能性材料 / 磁気応答性ゲル / 磁性粒子 / 可変減衰ダンパ
研究概要

本研究では内部架橋構造が柔軟な特殊機能性ゲルの内部に磁性粒子を分散させ,外部磁場強度によりゲルの粘弾性特性を制御することのできる磁気応答性ゲルを開発する.それをダンパに応用することで可変ダンパを試作し,さらにその可変ダンパによって機械構造物の適応的制振を実証することを目的としている.同様な特徴を有する流体としてMR流体が知られているが,MR流体は粒子の沈降が問題となっており,本研究で提案する機能性ゲルはその問題点を解決できる機械要素として特徴づけることができる.開発する磁気応答性機能性ゲルの最大の特徴は,架橋構造の変化による粘弾性体としての高い耐久性,線形性および分散粒子の安定性である.本研究で扱う機能性ゲルは機械的応用を従来意図していなかったために機械的特性はまだ明らかになっておらず,まず機能性ゲル単体の粘弾性特性および流動特性を明らかにするための測定装置を開発した.平成21年度にはその測定装置として,粘弾性測定装置および流動性測定装置の開発を行い,機能性ゲルの特性を把握した.その結果,ゲルの硬さについて問題があり,磁場に応答して磁性粒子による降伏応力の変化は測定できたが,ダイナミックレンジが小さいために応用分野が限定される.そのために,ゲルと並行して他の材料による検討も進めている.

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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