• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

高機能ノードの効率的な運用を実現する新しい経路制御の方式に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21360180
研究機関東京工業大学

研究代表者

酒井 善則  東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (70196054)

研究分担者 山岡 克式  東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (90262279)
宮田 高道  東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教 (90431999)
キーワードQos / ストリーム / 経路制御 / 高機能ノード / リンク評価値
研究概要

本研究計画は.大きく(1)事前に設定されている経路に対する経路再構成方式の検討,(2)送受信間の経路を自由に新規設定する経路制御方式の検討,(3)実験ネットワークによる特性評価,(4)実際のネットワークを使っての特性評価,の大きく4段階,3カ年での研究を予定している.本年度は,このうち(2)の一部を実施した.
(2):送受信間の経路を自由に新規設定する経路制御方式の検討
送受信間の経路を自由に新規設定する場合に,高機能ノードが効果的に磯能し送蛍信間の通信品質向上を実現する効率的な経路設定を容易に実現するために,遅延やバケツト廃棄率などこれまでに利用されてきたリンク評価値に替わる,.高機能ノードの動作を前提とした新しいリンク評価値を設計し,このリンク評価値を用いて.最小経路探索アルゴリズムによる高速かつ効率的な新規経路設定法に関して,検討を行った.
設計した新しい評価値については,既存のリンク評価値として,遅延,パケットロス率およびリンクに接続されている高機能ノード間で誤り検出再送動作により生じる,遅延とパケットロスを考慮したリンクで生じる平均遅延(遅延の期待値),の3つを比較対象とし,各リンク評価値を用いて最短経路を構成した場合に実現される通信品質について,提案リンク評価値の有効性を比較検討した.その結果,提案リンク評価値が概ね艮好な結果を示したものの,一部の条件下では特性が艮好ではない場合が見受けられ,次年摩以隆の検討課頴となった.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Reducing Total Call-Blocking Rates by Flow Admission Control Based on Equality of Heterogeneous Traffic2010

    • 著者名/発表者名
      Sumiko Miyata, Katsunori Yamaoka
    • 雑誌名

      Infocommunications Journal (HTE)

      巻: LXV ページ: 027-037

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Ethernet Bypass Nodes as Suspended Link Activators on Tagged-Vlan Disabled Ethernet Switches2010

    • 著者名/発表者名
      Makoto MISUMI, Katsunori YAMAOKA
    • 雑誌名

      Proceedings of ICC2010

      巻: (CDROM)

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Flow-Admission Control Based on Equality of Heterogeneous Traffic (Two-Type Flow Model)2010

    • 著者名/発表者名
      Sumiko Miyata, Katsunori Yamaoka
    • 雑誌名

      IEICE Transactions on Communications

      巻: E93-B,No.12 ページ: 3564-3576

    • 査読あり
  • [学会発表] 遅延の確率分布を用いた高機能ノードネットワーク経路制御法2010

    • 著者名/発表者名
      赤野間貴之, 宮田高道, 山岡克式, 酒井善則
    • 学会等名
      電子情報通信学会IN研究会
    • 発表場所
      福岡
    • 年月日
      2010-11-19

URL: 

公開日: 2013-06-26   更新日: 2014-07-22  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi