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2010 年度 実績報告書

風向変動風洞の実用化を目的とした大型高速シャッターの開発と空気力測定手法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 21360216
研究機関九州工業大学

研究代表者

木村 吉郎  九州工業大学, 工学研究院, 准教授 (50242003)

研究分担者 加藤 九州男  九州工業大学, 工学研究院, 助教 (60039138)
キーワード風工学 / 風向変動 / 自然災害 / 環境対応 / シャッター / 風速変動 / 風圧変動 / 自然風
研究概要

強風により生じる構造物の被害の低減や,工場からの排気ガスの拡散特性把握といった現象の予測の精度を飛躍的に向上させるために,本研究グループでは,独自の構造を持つ風向変動風洞を試作してきた.それを実用化するための大型化に欠かせない,大型化した場合にも高速で開閉可能なシャッターを開発し,それによって生じる気流の特性を明らかにすること,ならびに空気力の詳細な測定手法の確立が本研究の目的である
本年度はまず,昨年度開発した大型シャッターを用いて,シャッター開閉時に生じる風速変化の特性をさらに詳細に測定することを目的として,大型シャッターを設置している風洞の改良を試みた.しかし,既存の境界層風洞のシャッター設置部のすぐ上流側に新たに開口部を設けることによっては,シャッター開閉により生じる気流の特性を必要な精度で測定できるような実験装置とすることはできなかった
そこで続いて本年度は,風向変動時など,風洞内に大きな圧力変動が生じる際に模型に作用する空気力を正確に測定する手法の開発の準備を実施した.試作している風向変動風洞を用いて,予備的な計測を実施した他,圧力測定模型の設計と製作,測定用の同時多点圧力計や熱線風速計の整備,データ収録装置の整備などを行った
来年度は,シャッターを開放時,閉塞時のように大きな圧力変動が生じる際に,模型に作用する圧力を実際に測定し,風洞内の静圧データ等を利用して,作用する空気力を精度良く測定する手法を検討していくことを計画している

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 風向変動風洞の実用化を目的として開発した大型シャッターの特性検討2010

    • 著者名/発表者名
      中島紘志, 木村吉郎, 他
    • 学会等名
      土木学会第65回年次学術講演会
    • 発表場所
      北海道大学(北海道)
    • 年月日
      2010-09-01

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公開日: 2012-07-19  

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