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2009 年度 実績報告書

広範囲な応力・ひずみ条件下における砂質土の液状化特性の高精度計測と統一的モデル化

研究課題

研究課題/領域番号 21360221
研究機関東京大学

研究代表者

古関 潤一  東京大学, 生産技術研究所, 教授 (30272511)

キーワード液状化 / 大ひずみ / 砂 / 中空ねじり試験 / 単純せん断試験
研究概要

砂質土の液状化特性に及ぼす諸要因の影響を統一的かつ合理的に考慮できるモデル化を行うとともに、その適用範囲を大ひずみレベルおよび広範囲な応力状態まで拡張することを目的とした研究を実施する。過圧密履歴や多数回の繰返し排水せん断履歴などの諸要因が液状化特性に及ぼす影響を統一的かつ合理的に考慮できるモデルを開発し、その妥当性を検証する。また、供試体の変形をできるだけ均一に保ったまま、100%を超えるような大きなひずみレベルまでの液状化試験を行うことができる繰返しリング単純せん断試験装置を新たに製作し、既存の中空ねじり試験装置も改造しながら併用して用いることにより、このような大ひずみレベルに至るまでの液状化挙動の詳細を明らかにする。本年度は大変位繰返しリング単純せん断試験装置の製作を行った。具体的には、中空円筒供試体の両側を積層リングで拘束し、変形が不均一にならないようにした状態で、大変位の繰返しねじりせん断試験が行える装置を新規製作した。供試体高さを一定に保つことにより載荷中の定体積条件を維持できるようにした。また、従来の中空ねじり試験装置を用いて排水・非排水条件下での単調・繰返しねじりせん断試験を実施し、比較的大きなひずみレベルにおける塑性変形特性とダイレタンシー特性を明らかにした。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Comparison of liquefaction-induced ground deformation between results from undrained cyclic torsional shear tests and observations from previous model tests and case studies2010

    • 著者名/発表者名
      Kiyota, T., Koseki, J., Sato, T.
    • 雑誌名

      Soils and Foundations

      巻: 50(3) ページ: 155-158

    • 査読あり
  • [学会発表] A method for assessing failure behavior of sand with initial static shear2010

    • 著者名/発表者名
      Chiaro, G., Sato, T., Koseki, J.
    • 学会等名
      Proc.of 12th International Summer Symposium, International Activities Committee, JSCE
    • 発表場所
      日本大学,千葉
    • 年月日
      2010-09-18

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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